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都議選 自民党惨敗

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「聞く耳」持たないツケ 政治部長 金井辰樹/1面

 1日夕、東京・秋葉原安倍晋三首相が行った街頭演説は、象徴的なシーンだった。
 始まる前から会場に陣取っていた聴衆が「帰れ」「辞めろ」と声を張り上げる。首相は「演説を邪魔するような行為を自民党はしない」と語気を強めて言い返した。首相は、ごく一部の反対派が「批判のための批判」の声を上げただけだと思っていたかもしれない。しかし、会場の後方で見つめていると、コールは、事前に準備していた人だけでなく、偶然の通りすがりで足を止めた人の一部にも広がっていたように思う。
 加計学園問題、「共謀罪」法を強引に成立させたことなど、安倍政権がまいた種で国民は怒っている。そして今の安倍政権は、自分たちに向けられた疑問や怒りに耳を傾ける姿勢が決定的に欠けている。野党の批判は「印象操作」と退け、世論にも真摯に向かう姿勢が足りない。都議選では、そのツケを払わされた。
 安倍政権は4年半以上の間、安定した支持を維持してきた。ただし、その理由は「ほかに適当な人がいない」という消極的な支持が圧倒的に多い。今回の小池百合子都知事のように「受け皿」さえあれば、世論は劇的に動く。都議選の結果は、それを証明した。
 安倍政権は自分たちへの批判にも誠実に向き合う体質に改めなければ、さらに支持を失うことになりかねない。そして野党勢力は、国政で「受け皿」を示すことができるかどうか。国民が双方を見つめている。


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