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首相 迷走と訂正 参院閉会中審査

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首相 迷走と訂正 先月答弁と食い違い 加計 戦略特区で1・20把握/1面

 安倍晋三首相は25日の参院予算委員会の閉会中審査で、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画を把握したのは「今年1月」だと重ねて表明した。野党から先の通常国会での答弁との食い違いを指摘されたのに対し、首相は「急な質問で整理が不十分で混乱していた。おわびし、訂正したい」と過去の答弁を修正した。迷走する首相答弁に対し、野党は「全く信用できない」と反発。学園の加計孝太郎理事長の証人喚間を要求した。(金杉貴雄)

「急な質問、混乱」
 首相は参院予算委で、愛媛県今治市獣医学部を新設する加計学園の計画を把握した時期について「(国家戦略特区での)申請を決定する段階の今年1月20日に初めて承知した」と改めて強調した。
 首相は6月16日の参院予算委では、加計学園の計画を知った時期について「構造改革特区で申請されたことは承知していた」と述べていた。
 今治市は2007年から14年まで15回にわたり構造改革特区で獣医学部を申請し、07年当時、事業者候補を「加計学園」と明記していた。政府が今年4月に閣議決定した答弁書では、首相が計画を把握した時期に関し「今治市からの構造改革特区提案に加計学翼が候補と記載されている」と明記していた。
 民進党蓮舫代表や共産党小池晃氏らは、首相の「1月20日」との説明はこうした経緯と「矛盾している」と再三ただした。
 これに対し、首相は過去の答弁に関し「今治市加計学園の申請など整理が不十分なまま答えた」と説明。第二次安倍政権以降も4回あった構造改革特区での今治市の提案も「私は全く認識していなかった」と修正した。
 一方、山本幸三地方創生担当相、山本有二農相、松野博一文部科学省の3閣僚は、計画認定前の昨年8-9月に加計氏の訪問を受けたと明らかにした。うち山本幸三、有二の両氏は「獣医学部新設が話題になった」と認めた。
 小池氏は「(加計氏は閣僚に)なぜ次々と会えるのか。担当閣僚は獣医学部構想を知っているのに、首相だけが知らないとは信じられない」と疑問視した。