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稲田防衛相 辞任へ 幕引き図る安倍政権

  f:id:a-tabikarasu:20170728091114j:plain 1面/2017.7.28

稲田防衛相  辞任へ 幕引き図る安倍政権/1面

【解説】 防衛相の日報隠蔽問題で、岡部俊哉陸上幕僚長、黒江哲郎事務次官に加え、稲田朋美防衛相がそろって辞任するのは、安倍政権として幕引きを急ぐのが狙いだ。
 隠蔽問題を巡る特別防衛監察の結果は28日に公表される。焦点は、陸上自衛隊が廃棄したと説明した日報のデータを、実際は保管していた事実について、稲田氏が報告を受けていたかどうかだ。陸自と稲田氏の主張は対立しており、監察の事情聴取で溝が埋まった様子はない。
 監察の結果に稲田氏の関与が盛り込まれなければ、陸自との主張になぜ、違いが生じたのか国会で追及される。そして、防衛相の指揮下にある防衛監察でなく、第三者の調査を求められる。
 もし稲田氏の関与が盛り込まれれば、事実解明を指示した稲田氏が隠蔽の中心人物だったことになる。いずれにせよ、この問題は国会で追及されるため、これ以上の混乱を避けるには、稲田氏の辞任しかないと安倍政権は判断した。
 稲田氏の辞任で説明責任がなくなるわけではない。
 稲田氏は監察が始まった3月中旬以来、調査中だとして、自身の隠蔽への関与だけでなく、陸自が日報データを隠した経緯や背景などについて口をつぐんできた。
 この問題を巡っては、衆院安全保障委員会の閉会中審査が来週行われる。安倍政権が稲田氏の辞任を理由に委員会開催を拒否し、隠蔽の経緯をきちんと明かさないのであれば、国民の不信はますます深まる。(新開浩)