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終戦記念日 閣僚の靖国参拝ゼロ

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終戦記念日 閣僚の靖国参拝ゼロ 80年代以降の自民政権初/2面

 終戦記念日の15日、東京・九段北の靖国神社を参拝した閣僚はいませんでした。
 Q 2012 年末に第2次安倍内閣が発足して以降、閣僚が参拝しなかったのは初めてですね。
 A そうです。これまでは例年8月15日に07年の第1次安倍内閣当時を含め閣僚1~3人が参拝していました。安倍晋三首相自身は13年12月に参拝しその後は行っていません。
 Q 過去の内閣はどうでしたか。
 A 旧民主党菅直人内閣だった10、11両年もそれぞれ参拝した閣僚はゼロでした。翌12年当時の野田佳彦内閣では、松原仁国家公安委員長ら2人が参拝しています。
 Q 自民党政権でみると、どうですか。
 A 8月15日に閣僚が大量参拝するようになった鈴木善幸内閣当時の1980年以来、終戦記念日に閣僚が参拝しなかったのは、今回が初めてです。閣僚参拝は、当初は10人を超す状況が珍しくありませんでした。2000年代に入ってからも途切れることは、ありませんでした。
 Q 06年当時の小泉純一郎首相が15日に参拝しましたね。
 A 1980年以降初めてというのは閣僚についてです。83~85年当時の中曽根康弘首相も3年連続で15日に参拝しています。
 Q 分かりました。では今回、参拝した閣僚がいなかった理由は。
 A 今月3日の内閣改造で、思想的に安倍首相と近い保守系議員が閣僚を外れた点が挙げられます。北朝鮮情勢の緊迫化を受け、挑発抑止へ協力や連携が不可欠となる中国、韓国への配慮がいっそう働いた可能性もあります。
 Q 両国が参拝を批判するのはなぜですか。
 A 第2次世界大戦後の極東国際軍事裁判東京裁判)で重大な戦争犯罪人とされた東条英機元首相らA級戦犯が78年に合祀されました。これを踏まえ、中韓両国は参拝が「侵略戦争の歴史を美化する」などと主張しています。
 Q 安倍首相が8月15日の参拝を見送っているのも、そうした背景があるのですか。
 A 2013年12月に参拝した際、中韓両国の反発だけでなく、近隣諸国との緊張を高める行動だとして同盟関係にある米政府が「失望」を表明しました。靖国参拝外交問題化する現実を踏まえているとみられます。ただ、自民党総裁として毎年、私費で玉串料を奉納しています。