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立憲民主党結党 「リベラル掲げ戦う」 

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「リベラル掲げ戦う」 枝野新党「理念譲れぬ」/27面

 「立憲主義、民主主義を守る」「政治家にとって理念、政策は譲れない」ー。民進党枝野幸男代表代行は2日、東京都内で開いた「立憲民主党」の結党会見で、小池百合子都知事が率いる「希望の党」とのスタンスの違いを強調した。首都圏では態度を保留していた閣僚経験者らが次々と参加を表明。ただ民進党の分裂が決定的となり、有権者からは期待と冷ややかな反応が入り交じった。

立憲民主党」結党 菅元首相ら参加表明次々と
 「『希望の党』の理念や政策は私たちと異なる」「安倍晋三首相の掲げる9条改憲は賛成できない」
 100人以上の報道陣が詰め掛けた東京都内のホテルで記者会見した枝野氏は、やや高揚した声で語った。
 「民主、民進党で積み上げてきた理念、政策を、自信を持って訴えていく」と強調。希望の党との合流に進み、たもとを分かつことになる前原誠司代表らに対し本流意識をのぞかせた。
 質疑では、リベラル系前職の「排除」を進める希望の党の小池代表についての質問が続いた。枝野氏は明確な批判は避けながらも「こういった結果になったことは大変残念」「残念なプロセス」と繰り返し、悔しさをにじませた。
 党代表選後、結束を確認し、わずか1ヵ月での分裂。枝野氏は一瞬天丼を仰ぎ「この状況を喜んでいたらおかしい」とした上で「新たな出発をすることは大きな可能性があり、ビンチはチャンスと受け止めている」と話した。
 これを受けて、前職らはせきを切ったように態度を明らかにした。菅直人元首相(東京18区)は東京都武蔵野市内で街頭演説し「リベラルの旗をしっかり掲げて戦う」と立憲民主党への参加を宣言。長妻昭選対委員長(同7区)や海江田万里民主党代表(同1区)も報道陣の取材に応じ「小池氏には賛同できない」などと合流を表明した。
 新人や元職も参加の意向を示した。新人の松尾明弘さん(同2区)や北條(きたじょう)智彦さん(同13区)らは「中道とリベラルを包み込む政党が必要だ」。元職の生方(うぶかた)幸夫さん(千葉6区)は取材に「全員が希望の公認を得るなど、できないことが分かっていて話をしたのでは」と前原代表への恨み節もにじませた。
 一方、野田佳彦前首相(千葉4区)はこの日、報道陣に「僕はリベラルというくくりではない。穏健な保守」と無所属で臨む立場を説明し、江田憲司前代表代行(神奈川8区)も記者会見で「しがらみのない立場から選挙を戦う」と新党には合流しないと明言。立憲民主党の広がりには不透明さも漂っている。

有権者「すり寄るよりいい」「得するのは自民党
 「立憲民主党」の結党について、東京都内で有権者に聞いたところ、評価は分かれた。北区の無職湯本勲さん(73)は「野党として、堂々と政策論争するのはいいことだと思う。人気の党にすり寄るよりはいい」と評価。武蔵野市の会社員河田誠さん(44)は「期待したい部分もあるが規模が民進より小さくなるし、野党は足並みがそろっていない。得するのは自民党ではないか」と指摘した。
 新宿区の会社員東良子さん(70)も「希望の党が今後どうなるか分からない。枝野さんが新党を立ち上げるのは分かる」としつつ「多勢に無勢で、安倍さんを倒すのは難しいのでは」と話した。板橋区の会社員高野雅俊さん(30)は「(考え方が)正反対の『希望』に行くと言っていたのに、今度は入れなかったから新党をっくるようで、打算的にしか見えない」と突き放した。  (山田祐一郎、飯田克志、中村真暁)