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伊方3号 高裁が停止命令 広島地裁判断を覆す

 f:id:a-tabikarasu:20171214093317j:plain 1面/2017.12.14

伊方3号  高裁が停止命令 広島地裁判断を覆す/1面

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求め、広島市の住民らが申し立てた仮処分の即時抗告審で、広島高裁は13日、運転を差し止める決定をした。直ちに効力を持ち、対象期間は来年9月20日まで。3号機は定期検査中で、四国電が来年1月に稼働を再開する計画は事実上不可能となり、政府や電力会社の原発再稼働方針には再び大きな打撃となった。

阿蘇噴火、火砕流の危険」
 東京電力福島第一原発事故後、原発の再稼働や運転を禁じる高裁段階の司法判断は初めて。四国電は高裁に異議と、決定の効力を一時的に止める執行停止を申し立てる。
 野々上友之(ののうえともゆき)裁判長は、熊本県阿蘇カルデラで大規模噴火が起きた際に原発が約130キロの距離にある点を重視。「火砕流が到達する可能性が小さいとはいえず、立地には適さない」とした。活火山の桜島を抱える鹿児島県の九州電力川内原発薩摩川内市)など火山と原発の立地を巡る議論にも一石を投じそうだ。
 高裁決定は、原子力規制委員会が安全性を審査する内規として策定した「火山影響評価ガイド」を基に、四国電が実施した伊方原発内の地質調査やシミュレーシヨンを検討。約9万年前の阿蘇カルデラ噴火で火砕流原発敷地内に到達した可能性が小さいとはいえないとして、四国電の想定は過小だと判断した。
 火山噴火による危険について、原発の新規制基準に適合するとした規制委の判断は不合理だと指摘し、「住民らの生命に対する具体的な危険の恐れが推定される」とした。<略>


「森友」撤去ごみ100分の1 194トン、国交省明かす/1面

 学校法人「森友学園」が大阪府豊中市の国有地を小学校建設用地として格安で取得した問題で、国土交通省大阪航空局は13日、建設用地から実際に撤去したごみが、算定の100分の1に当たる194トンだったと明らかにした。国は撤去すべきごみの量を1万9500トンと算定し、土地売却額を約8億円値引きしており、値引きした根拠がより揺らぐことになった。
 森友、加計学園の疑惑を追及する民進党調査チームの会合で、大阪航空局(担当者は「まだ学園内に積まれたごみもあるが、最終処分場で処理したごみは非常に少ない。森友学園関係の業者から豊中市に提出された資料では、昨年、194トンと報告されている」と述べた。
 民進党議員は7月の衆院閉会中審査で、同じ資料に基づき、実際のごみの量をただしたが、財務省担当者は「財務省としては確認していない」と答弁していた。
 13日の会合では、売却手続きに関しても取り上げられ、財務省の担当者は「学園から損害賠償請求の可能性もあると言われ、通常かける期間を短縮する必要があった。早い対応が必要だという認識で、大阪航空局に依頼した」と説明した。

 

<ブログコメント>今日の新聞には1面トップになってもおかしくない記事がいくつも載っていました。まずは1面トップの「四国電力伊方原発3号機の運転を差し止める広島高裁の決定」。同じく1面から「沖縄普天間基地近くの小学校運動場に米軍ヘリの窓が落下した事故」と「森友学園の撤去ごみが100分の1だったことを国交省が認めた」記事など。
 昨日、突然、政府が将棋の羽生さんと囲碁の井山さんに国民栄誉賞を授与する方針で検討に入ったというニュースが流れました。「検討に入った」段階で発表するものですか? これって、どう考えても「伊方原発3号機の運転差し止め判決」報道にぶつけてきたとしか思えません。「原発差し止め」ニュースの扱いを小さくするために。また「検討に入った」段階でニュースとして流し、マスコミを通じて授与予定者にうやうやしいコメントを出させるのは「忖度(そんたく)」を強要しているようで不快です。それとも、政府を「忖度」してうやうやしくしないと「国民栄誉賞はあげないよ」「排除します」というメッセージでしょうか。