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こちら特報部 公明党の姿勢に「異議あり」

 f:id:a-tabikarasu:20180226162319j:plain 24面/2018.2.26

こちら特報部 公明党の姿勢に「異議あり」/24面 

創価学会元会員らサイレントアピール
 安保関連法や共謀罪法を成立させてきた公明党の姿勢に疑問を持つ、支持母体の創価学会の会員や元会員らが、学会本部のある東京信濃町で、不定期の「サイレントアピール」を続けている。12回目となった2月のアピールには過去最多の80人が詰め掛け、「意見を封じ込めず、学会内でもっと対話を」と訴えた。(安藤恭子

安保法制や共謀罪法成立
 今月11日、勤行に向かう学会員が集まる「広宣流布大誓堂」前の歩道に赤、青、黄の3色の学会旗をたなびかせ、 一団が到着した。「日本を戦争に導く安保法制と共謀罪法の廃止のために闘え!」「声を上げる会員を処分するな!」と横断幕などを掲げた。
 学会の職員や警備員が参加者を取り囲んでアピールの様子を撮影し、「通行の邪魔になるので離れてください」などと要請。だが、参加者らは「ここは公道」「私たちも学会員だ」と、1時間立ち続けた。
 行動を呼び掛けたのは、2012年に学会の業務を巡り、学会から懲戒解雇された元職員の野口裕介さん(39)、滝川清志さん(39)、小平秀一さん(41)の3人。解雇無効を求める裁判で学会と係争中に除名され、その後敗訴した。現在は、学会を相手に解雇前の処分や地方配転の不当性を問う裁判を起こしている。
 「安保法制は(名誉会長の)池田大作先生が築いてきた絶対平和の思想と真逆」と訴え、15年12月に3人でアピールに立った。ブログで情報を発信、全国で座談会を続け、約600人とつながっているという。小平さんは「2人とも学会2世。今も愛する創価を良くしたいと願っている。運動が広がっているという手応えがある」と話す。
 入会50年という栃木県那須塩原市の石川美津江さん(65)は「武力や抑止力で平和を得る考え方は教えと合わない」と訴える。選挙は公明党に投票しないと宣言したが「周りからは『反逆者』と責められて仲間外れ」と明かす。参加者には関西や九州から来た人もいて、眼鏡とマスクで顔を隠し「胃に穴が開きそう」とこぼす女性も。「表現の自由がなければ信仰は成立しない」と話す人もいた。
 埼玉県坂戸市の会社員篠沢協司さん(51)も参加した1人だ。安保関連法の国会審議で「公明党違憲可能性がある法案を認めたのはおかしい」と考え、17年の共謀罪法成立で違和感は確信に変わった。「牧口常三郎初代会長は権力と闘い獄中死した。内心の自由を侵す恐れがある法律を公明党が認めるなんて

学会は「中傷」と反論
 ネットヘの批判投稿や、小平さんらとの連携を理由に除名処分を求める申請があったとして、篠沢さんには学会の埼玉県審査会から「取調」を求める書面が届き、今月18日、さいたま市の学会施設に出向いた。
 「このままでは、改憲も自民に同調するのではないか。会員の声を聞いてほしい。声を上げる人を排除する組織であってほしくないので、自分からは学会をやめない」(篠沢さん)
 元職員らによるアピールを、学会はどう見ているのか。「こちら特報部」の取材に対し、創価学会広報室は「一連の活動は、政治問題に名を借りて学会執行部を誹謗(ひぼう)中傷する目的からなされたものであることは明白です。サイレントアピールと称する示威行動の現場は、信仰の中心道場である大誓堂入り口付近で行われ、多くの会員が大変に嫌な思いをし、苦情も寄せられています。施設の周辺を乱され、非常に迷惑しています」とコメントした。