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改ざん経緯 証言拒否 佐川氏 官邸関与を否定

 f:id:a-tabikarasu:20180328092332j:plain 1面/2018.3.28

改ざん経緯 証言拒否 佐川氏 官邸関与を否定/1面
「記録廃棄」ずさん答弁
 衆参両院の予算委員会は27日、森友学園の国有地売却に関する決裁文書の改ざんを巡り、当時担当の理財局長を務めていた佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官の証人喚問を行った。佐川氏は安倍晋三首相や官邸などからの改ざんの指示を否定。改ざんの経緯などについては「刑事訴追の恐れがある」と証言拒否を繰り返し、核心部分の解明は進まなかった。過去に学園との交渉記録を廃棄したと答弁したことを陳謝し、問題への対応のずさんさも明らかになった。(渥美龍太)

森友文書証人喚問 「指示ない」断言 核心は語らず
 衆参両院の予算委員会で27日、森友学園との国有地取引や決裁文書改ざんを巡って行われた証人喚問で、佐川前国税庁長官は、安倍晋三首相や妻の昭恵氏ら安倍政権の関与を明確に否定する一方、改ざんの経緯については刑事訴追の恐れを理由に沈黙するという対応を繰り返した。
 森友学園を巡っては、財務省が通常3年しか認めない国有地の借地契約について10年認めたほか、売却時には8億円も値引きした。昭恵氏が一時、学園の小学校の名誉校長を務めていたことから、与野党とも異例な土地取引の背景には首相や昭恵氏の関与があったのではと指摘。佐川氏は「影響があったとは全く考えていない」と断言した。官房長官ら官邸幹部の指示や圧力も完全に否定した。
 決裁文書改ざんについても首相や昭恵氏、官邸幹部、麻生太郎財務相財務省の他部局の指示を次々と否定し「理財局の中だけでやった」と言い切った。
 では、改ざんは誰の指示で、いつ、何の目的で行われたのか、尋問者は次々と迫ったが佐川氏は「刑事訴追の恐れがありますので、答弁は控えさせていただきたい」と証言拒否を貫いた。
 昭恵氏の関与はなかったのに、なぜ、改ざん前の文書から昭恵氏の名前を消したのか。こう問われても証言を拒んだ。
 衆参両院で行われた計約4時間20分の証人尋問で、証言拒否は50回を超えた。
 共産党小池晃参院議員は佐川氏に向かって「訴迫される恐れでなく、都合の悪いことは答えないだけの話だ」と批判した。
 その佐川氏は喚問の最後に、国民が知りたい真相究明につながったか問われると「どういう経緯で誰がやったか答えられていない。満足できていないと思う」と認めた。(篠ケ瀬祐司)