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森友交渉記録950ページ 財務省公表

 f:id:a-tabikarasu:20180526114125j:plain 1面/2018.5.24

森友交渉記録950ページ 財務省公表/1面

佐川氏答弁に合わせ廃棄 理財局職員の指示認める
 財務省は23日、「残っていない」と説明してきた学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る交渉記録を国会に提出するとともに、問題が発覚した直後の昨年2月下旬以降、同省理財局職員の指示で廃棄していたことを明らかにした。記録には安倍晋三首相の妻、昭恵氏の取引関与をうかがわせる記載もあった。昨年2月に安倍首相が「妻が関与していたら首相を辞める」とした国会答弁の直後に、決裁文書の改ざんと並行して、昭恵氏の関与を隠そうとしたことになり、財務省の隠蔽(いんぺい)体質が鮮明になった。(桐山純平、白山泉)=有力者の名何人も2面、主なやりとり7面、影響色濃く浮かぶ26面、社説5面

 大阪地検の協力などで復元した交渉記録は約950ページで、217件に上る。財務省職員が「手控え」として個人のパソコンなどに保管していた。
 交渉記録には、昭恵氏付きの政府職員だった谷査恵子氏が2015年11月、森友側による国有地の賃料減額の優遇制度について財務省に問い合わせた、と記されている。安倍首相はこれまで谷氏の問い合わせを「自発的」と説明してきたが、記録には「優遇を受けられないかと総理夫人に照会があり、問い合わせた」との記載があった。
 森友問題が発覚後の昨年2月17日の衆院予算委員会で、安倍首相は「私や妻が関係していたなら、首相も国会議員も辞める」と強調。野党は追及を続けたが、同月24日、佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官(当時は理財局長)は衆院予算委で「売買契約の締結をもって、事案は終了した。記録は速やかに廃棄した」と述べた。
 財務省は23日、文書改ざんと同様、佐川氏の答弁とつじつまを合わせるのが交渉記録を廃棄した理由だと説明した。野党は合同会合で「誰の指示で廃棄したのか」と財務省を追及。理財局の富山一成次長は「それは人事当局の調査で」と明言しなかったが、同省は今月中にも、文書改ざんや交渉記録の廃棄が行われた原因や責任に関する調査結果を公表する。
 財務省は交渉記録のほか、森友学園に関する改ざん前の決裁文書全文(約3000ページ)と、「本省相談メモ」とされる資料も提出した。