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籠池夫妻 10カ月ぶり保釈

 f:id:a-tabikarasu:20180526113939j:plain 27面/2018.5.26

籠池夫妻 10カ月ぶり保釈/27面

 学校法人「森友学園」による補助金詐欺事件で、詐欺罪などで起訴された前理事長の籠池泰典(かごいけやすのり/65)、妻の諄子(じゅんこ/61)両被告が25日、勾留先の大阪拘置所から保釈された。昨年7月末、大阪地検特捜部に逮捕されて以降、10力月近く勾留されていた。両被告は大阪市内で記者会見に臨み、「国策勾留であると認識している。家内については全くの冤罪(えんざい)だ」と検察を批判した。(山田雄之)

 会見で籠池被告は、安倍晋三首相に対して「為政者は本当のことを言うべきだ。正々堂々と伝達、報告するものだ」と指摘。また安倍首相の妻で、学園が開設を目指した小学校の名誉校長だった昭恵氏については「本当のことをしっかり伝えていただいたらいいのではないか」と述べた。
 学園への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざんについては「国民のサーバント(奉仕者)である国家公務員がすべきことではない。国民に対する背信だ」と批判した。
 国会の証人喚問などで見せた「籠池節」は健在で、小学校建設についても「いまだ諦めていない。吉田松陰先生の志を持って進んでいきたい」と語った。
 初公判で起訴内容を認めるかどうかは「まだ言えない」と明言しなかった。
 大阪地検特捜部は、学園が大阪府豊中市の国有地で開校を目指した小学校建設を巡り、国の補助金約5600万円を詐取したとして両被告を起訴。大阪府大阪市補助金計約1億2000万円をだまし取ったなどとして追起訴した。
 昨年11月の保釈請求が却下され、今月に再度請求していた。大阪地裁は23日に保釈を決定、検察側の準抗告も25日に退けた。保釈保証金は籠池被告が800万円、諄子被告が700万円。
 大阪拘置所前にはこの日、100人を超す報道陣が詰め掛けた。両被告が姿を現したのは、午後5時20分すぎ。籠池被告は右手を上げ、外で待っていた弁護士に軽く会釈をした。諄子被告は拘置所の建物を振り返って深々と頭を下げ、無言で迎えの車に乗り込んだ。