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安倍氏、石破氏 改憲主張対立 自民党総裁選討論会

 f:id:a-tabikarasu:20180915174151j:plain 1面/2018.9.15

安倍氏、石破氏 改憲主張対立 自民党総裁選討論会/1面

 自民党総裁選に立候補した安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長は14日、日本記者クラブと党青年局・女性局がそれぞれ主催した討論会にそろって臨んだ。安倍氏改憲に関し「いよいよ憲法改正に取り組む時がきた」と急ぐ考えを強調。石破氏は「スケジュール感ありきでやるべきだと思わない」と反論し、主張は真っ向から対立した。 (篠ケ瀬祐司、岸本拓也)

 7日の総裁選告示後、2人の直接討論は初めて。20日の投開票までに討論会の予定は3回しかなく、2回実施されたこの日は論戦の最大のヤマ場となった。
 安倍氏は党の討論会で、改憲を巡る石破氏の主張について「『なぜ急ぐのか』という議論は、基本的に『やるな』というのと同じだ」と批判。自衛隊を明記する9条改憲に関し「書き込むことで違憲論争に終止符を打つ。与えられた条件の中でベストを尽くすことが責任だ」と早期実現を目指す姿勢を鮮明にした。日本記者クラブでも「新しい時代を切り開いていく決意だ」と力説した。
 石破氏は党の討論会で「国民に理解してもらうための努力を自民党はすべきだ」と主張。日本記者クラブでは「国民に誠実な説明なくして憲法改正をやっていいと全く思わない。そういうやり方は方法論として異なる」と安倍氏に異論を唱えた。「九条の本質を改正しないまま(自衛隊を)書けばいいでしょうということでもない」とも語った。 <略>

「石破氏応援なら辞表書け」安倍氏応援団から/2面

 自民党石破派の斎藤健農相は14日、総裁選候補の石破茂元幹事長も出席して千葉市で開かれた石破陣営の会合で「安倍(晋三首相)応援団の1人に『石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれ』と言われた」と語った。斎藤氏は「石破派と分かって大臣にしたんだろう」と反論したという。
 斎藤氏はこの人物が誰か明かさず「圧力とかそういうことで浮上しようという発想、空気がまん延している。これは打破したい」と強調した。

 

首相の改憲姿勢批判 9条の会「慎重審議約束を」/2面

 護憲派の文化人らでつくる「9条の会」は14日、自民党総裁選で憲法改正が大きな争点になっていることを踏まえ、東京・永田町で記者会見した。改憲に前のめりな安倍晋三首相の姿勢を批判し、同団体が参加する「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」の3000万人署名運動の推進を呼び掛けた。
 安倍首相は、自衛隊の明記などを盛り込んだ自民党改憲案について、秋の臨時国会か来年の通常国会への提出を目指す考えを示している。
 安倍首相は14日の日本記者クラブ主催討論会で「慎重に謙虚、丁寧に政権運営に当たりたい」と述べたが、9条の会世話人の山内敏弘・一橋大学名誉教授(憲法学)は「本当にそう考えるなら、次の国会に改憲案を出したいという発言は撤回し『憲法審査会の慎重、丁寧な審議に委ねる』と言ってほしい」と求めた。<略>