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沖縄知事選のフェイク監視

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加計氏 愛媛で会見 説明あいまい「何のための会見か」/1面

 30分足らずで打ち切った6月の会見から4カ月。加計孝太郎理事長は「知らぬ」「存ぜぬ」を繰り返した。「加計ありき」をうかがわせる県文書に「目を通していない」とも発言。記者からは「何のための会見か」との声が上がり、学園の疑惑解明に後ろ向きな姿勢が目立った。 (中沢誠)

 「父の代からの悲願だった」。加計氏は会見冒頭、獣医学部開設への熱い思いを強調した。
 ところが、側近の渡辺良人事務局長が学部開設を巡り、首相秘書官だった柳瀬唯夫氏と面会していたことについては「存じ上げていない」と繰り返した。2015年4月2日の面会を記録した県文書によると、柳瀬氏から国家戦略特区の活用を助言され、悲願の獣医学部開設のターニングポイントになっていたにもかかわらずだ。
 うそだという理事長と首相との面会についても、その日はどこで何をしていたか尋ねられると「覚えていない」。同年2月25日の自身の行動を示す証拠を示すことはなかった。最後は追及にいら立ちながら「ですから、記録がないから会っていない」と開き直った。 <略>

東京新聞:加計氏会見、疑惑晴れず 記者「何のため会見」:社会(TOKYO Web)

 

私説論説室から「沖縄知事選のフェイク監視」/5面

 国政与野党の代理戦の様相を呈し、主要2候補の陣営が県土を二分する激戦を展開した9月末の沖縄県知事選。熱波は会員制交流サイト(SNS)など電脳空間にも及び、仁義なき“論戦”が繰り広げられた。
 発端は告示前の同月初旬。立候補予定の2人の支持率に関し、複数の「世論調査」結果がメールなどで出回った。どれも、一方が他方を大差で上回るとの内容だ。
 地元紙の琉球新報は、調査元とされる新聞社や政党に確認。「そもそも調査もしていない」「事実無根」との回答を得て、8日朝刊で「虚構のダブルスコア」と報じた。
 その後も、SNSなどの知事選関連情報を検証する記事を掲載。選挙戦の最中に引退した県出身の歌手安室奈美恵さんが特定候補を支持しているとして拡散された投稿には、最初の投稿者を突き止めた上、名指しされた陣営にも取材し偽(フェイク)と判定した。
 候補者が犯罪に関わったかのような真偽不明情報が、影響力の大きい首長経験者や国会議員のシェアによって広がった現象も追い、名誉毀損(きそん)などに当たる可能性を指摘した。
 <略>

東京新聞:沖縄知事選のフェイク監視:私説・論説室から(TOKYO Web)


本音のコラム「ヘイトデマ依存症」 宮子あずさ/21面

 自由に発信できるSNSを通じて、ヘイトデマー根拠なく差別的な誹謗(ひぼう)中傷(ちゅうしょう)ーもまき散らされている。特にツイッターは匿名性と拡散しやすさにより、ヘイトデマが多い印象がある。
 最近、被害にあった友人から、他の訴訟事案も含め、詳細を聞いた。名誉毀損(きそん)で訴えられ、多額の賠償を支払う羽目になっても、やまぬ人がいるという。完全に一線を越えた、依存症の域というほかない。
 イメージとしては、負け続けて借金を抱えてもまだやり続ける、ギャンブル依存。意思の力では抑えられず、自制が利かなくなっている。
 <略>
 依存症治療の基本は、酒なら断酒。一度は完全に断たねばならない。スマホ、パソコンを手放すのが難しいならば、ツイッターを使えないようにできれば良い。
 人を傷つける言葉の暴力には、興奮が伴う。さらに、「いいね」やリツイートの数は、目に見えた報酬となる。残念なことに、心理的依存を生じさせる条件が、ヘイトデマにはそろっているのである。(みやこ・あずさ/看護師)