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靖国宮司退任騒動 神社内の権力闘争 背景?

 f:id:a-tabikarasu:20181031165819j:plain 1面/2018.10.28

週刊誌を読む「靖国宮司退任騒動」神社内の権力闘争  背景?/27面

 前回取り上げた片山さつき地方創生担当大臣のスキャンダルだが、片山大臣からの提訴に対して『週刊文春』は11月1日号に「片山さつきのウソを暴く!」という第2弾を掲載。<略>
 さて、それと別に週刊誌界で話題になっているのが『週刊ポスト』が告発した靖国神社をめぐるスキャンダルだ。発端は同誌10月12・19日合併号「靖国神社トップ『皇室批判』の波紋」だった。
 靖国神社では、来年の代替わりまでに天皇の参拝を実現させられないかという声が強まっているそうで、その焦りからか、6月20日に行われた会議で、小堀邦夫宮司から天皇批判ともとれる発言が飛び出したのだという。そして110分に及ぶ音声データを『週刊ポスト』が入手、内容を誌面に掲載すると同時にネット配信した。
 その結果、靖国神社の運営方針を決める総代らが乗り込んで宮司を問い詰め、小堀宮司が退任。10月10日に報道各社に発表された。そうした動きも『週刊ポスト』は10月26日号で続報していた。
 ところが今回、『週刊新潮』11月1日号は「『不敬発言』流出はクーデターという『靖国神社』神々の権力闘争」という記事を掲載。一連の動きの背景に靖国神社内部の権力闘争があったと報じたのだ。
 記事によると、小堀宮司の前任者である徳川康久元宮司を推すグループと小堀宮司との間には以前から対立があったという。そして今回の騒動を経て次の宮司に就任するのは、徳川元宮司時代にナンバー2だった人物だと。音声データ流出は、その権力闘争によって起きたものだというのだ。
 記事中で宗教学者島田裕巳氏がこの騒動をこう総括している。「今回の1件は神社界全体のゴタゴタを象徴しています。根本には、現代の神社のあり方そのものの問題が潜んでいる」。内部対立がどうなっているかよくわからないが、神社界が週刊誌を巻き込んでスキャンダルを仕掛けたという指摘には驚いた。(月刊『創』編集長・篠田博之