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入管法改正案 衆院通過 審議わずか15時間の強行採決

 f:id:a-tabikarasu:20181129082305j:plain 1面/2018.11.28

入管法改正案 衆院通過 審議わずか15時間の強行採決/1面

 外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法などの改正案が27日の衆院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決され、参院に送付された。政府・与党は28日の参院審議入りを図り、12月10日までの今国会中の成立を目指す。 (木谷孝洋)

 立憲民主、国民民主、衆院会派「無所属の会」、共産、自由、社民、希望、衆院会派「未来日本」の野党8党派は、低賃金が指摘される外国人技能実習生の労働実態の解明が不十分なまま採決するのは拙速だなどとして改正案に反対した。
 本会議の討論で立民の山尾志桜里(しおり)氏は、失踪した実習生の法務省調査で理由を「より高い賃金を求めて」とした割合が約87%から約67%に訂正されたことを受け「外国人の深刻な人権、労働問題がある。虚偽データの発覚で問題に光が当たり始めた」と指摘。自民の平沢勝栄氏は「ほとんどの実習生は真摯(しんし)に実習に取り組み、制度は適切に運用されている」として、深刻な人手不足を理由に改正案成立の必要性を強調した。
 これに先立つ衆院法務委員会の採決では、立民などの野党四党派が葉梨康弘委員長(自民)の席を取り囲み強く抗議した。与党などが採決を強行し、改正案を本会議に緊急上程した。委員会での質疑時間は15時間45分だった。 <略>

東京新聞:入管法改正案が衆院通過 野党「拙速」8党派反対:政治(TOKYO Web)

 

 

筆洗 2018.11.28 「その場しのぎの酒を出し・・・」/1面

 年の瀬が近づくと聞きたくなる落語の「芝浜」。魚屋の熊さんはどうしてもお酒がやめられず、ついには仕事にも行かなくなる▼働いておくれよとせっつくおかみさんに「明日っから必ず仕事に行く。だから、きょうだけは思う存分、飲ませてくれよ」▼亭主の言葉を信じて笑顔で酒を振る舞うか。それとも心を鬼にして拒絶するか。こういう話なのかもしれない。政府が公表した消費税率10%への引き上げ対策のことである。引き上げによる景気悪化を防ぐため、キャッシュレス利用の消費者に5%のポイントを還元するなどの方針を打ち出した▼期間は引き上げから二〇二〇年夏まで。10%に上がっても5%分還(かえ)ってくるから差し引きすれば現行の8%よりもお得ということになる。どうやら、政府は将来のために酒をがまんしてと説得するおかみさんではなく、その場しのぎの酒を差し出す方らしい▼なるほど家計には朗報か。熊さんなら「ありがてえ」と涙ぐむだろう。さりとて、10%への引き上げは将来の財政や社会保障制度を考えた上での結論だったはず。景気の悪化は無論、避けたいが、そのために二兆円を超える大盤振る舞いの対策とはかえって国の財布を傷つけ、何のための引き上げかという話にもなろう▼酒を注ぐ優しいおかみさん。が、その酒には来年の統一地方選参院選での魂胆という「不純物」も混じる。