今日の東京新聞

購読している東京新聞の記事を紹介します。読者の応援ブログです。

路上からの回答 ビッグイシュー日本版「人生相談」

 f:id:a-tabikarasu:20181222095426j:plain 1面/20418.12.21

路上からの回答 滋味深く ビッグイシュー日本版「人生相談」を書籍化/27面

 ホームレス経験者と料理研究家枝元なほみさんによる人生相談が書籍化され、路上販売が始まった。路上生活者の自立を支援する雑誌「ビッグイシュー日本版」の人気連載からよりすぐった「クッキングと人生相談」。どん底の体験を踏まえた回答は深く、あたたかい。相談に合わせて考えられた「悩みに効く料理」と一緒に味わってみては。 (政治部・篠ヶ瀬祐司)

 ビッグイシュー誌上で販売者が読者の悩みに答える企画が始まったのは、創刊2年後の2005年9月。08年に枝元さんの料理と合わせた単行本を出し、路上で1万部を売った。今回はその第2弾で、相談と回答、料理のセット48点が掲載されている。
 「死ぬことについて考え、怖い気持ちになる」。30代女性の悩みに、50代販売者が、死のうと思ったが死ねなかった過去を告白し、こう続ける。「今はお客さんや販売仲間やスタッフに出会えて本当によかったと思う。こんなふうに思える時がくるなんてびっくり」
 枝元さんは、混ぜながら煮るカスタードクリームの作り方を紹介し「頭の中に浮かび続ける言葉が、手を動かすことで抜けていくといいな」と回答している。
 ほっこりした答えやレシピはどう生まれるのか。人生相談の回答者の一人、坂田さん(76)=名前は非公表=は取材に「私のまねをしなければいいよと思いながら答える。私の人生、後悔と無念ばかりなので」とはにかみながら語る。枝元さんは「悩んでいる人は、同じことが頭の中で回っている。だからまず食べようよって。料理は心に効きます」と話す。
 税込み1650円。路上で買えば830円が販売者の収入になる。販売場所はビッグイシューのホームページ http://www.bigissue.jp で。書店販売は来年1月15日以降。

 

海が泣いている 石川文洋さん、辺野古を撮る/7面 

 沖縄県名護市辺野古(へのこ)沿岸部で、政府が土砂投入を始めた。私は、辺野古基地建設に反対する抗議船「平和丸」に乗って海上から撮影した。
 郷里の沖縄に行くたびに辺野古を訪れているが、1年半前にはなかった護岸が完成し、たくさんのクレーンが立っていた。やがてダンプカーが土砂を降ろし、ブルドーザーが海に押し込む工事が繰り返された。
 海岸にはサンゴ礁がある。「美(ちゅ)ら海」は沖縄の宝、財産でもある。その海が無残に埋め立てられていく。海が泣いているようだった。この悲鳴は安倍政権の人々には聞こえないだろうと思った。
 米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込んでいる人々を機動隊が排除した。土砂投入前日の13日には3回の排除が繰り返された。排除されてもまた座り込む。基地建設反対を諦めない人々の行動に感動した。
 辺野古へ初めて行ったのは1969年2月だった。私は当時、沖縄から派遣された米海兵隊などに従軍し、ベトナム戦争を取材していた。一時帰国して沖縄を訪れた。 <略>

東京新聞:海が泣いている 石川文洋さん、辺野古を撮る:社会(TOKYO Web)

 

防衛費増大に抗議声明 大学教授ら「人権条約に反する」/28面

 米国製兵器の輸入拡大で防衛費が毎年増加している問題で、申惠ボン(しんへぼん)青山学院大教授(国際人権法)らが20日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で会見し「政府が米国などから莫大(ばくだい)な額の兵器を買い込む一方で、生活保護費や年金の切り下げ、貧弱な教育予算を放置することは、憲法の平和主義、人権保障だけでなく、国際人権規約に反する」との抗議声明を発表した。 (山本哲正)

 声明は申さんら18人の大学教員や弁護士が呼び掛け、東京大大学院の高橋哲哉教授(哲学)、小林節慶応大名誉教授(憲法学)、伊藤真弁護士ら約210人が賛同者に名を連ねた。
 声明では、安倍政権は史上最高規模の防衛予算を支出し、その補填(ほてん)として補正予算も使っているのは、憲法の財政民主主義に反すると指摘。「主要先進国で最悪の財政状況にある日本にとって、米国の赤字解消のため借金を重ねて巨額の予算を費やすのは常軌を逸している」と批判している。 <略>